永代祠堂経とは?
永代祠堂経とは、門徒の布施を受け、寺院において、その亡くなられた方の命日に、永代まで読経するということです。多くの寺院では毎年春秋二季に期日を定めて、特別永代経の法会を行っています。本誓寺では下記の期日に永代祠堂経を勤修しております。
〇3月 21日より31日まで
〇4月 11日より20日まで
〇6月 1日より10日まで
いずれも午後1時30分よりお経があがります。
※ 例えば、1日がご命日の方(何月にお亡くなりになっても)のお経は6月1日にあがります。
供養ということは、私たち残された者から亡くなられた方への一方的なはたらきだけでなく、同時に亡くなられた方から私たちへの「まことの教えに出会ってください」という促しのはたらきであります。供養とは、決して亡くなられた方のためにだけ読経するということではなく、そのことをご縁として、亡くなられた方に有縁の人々が聞法の機会をいただくことがあってはじめて、亡くなられた方の供養ということが成り立ちます。
現代において日々の生活に追われる私たちでありますが、本誓寺の門徒として、先祖の永代経につかれている皆さまには、その命日にお参りいただいて、日常の執着を手放し、両手を合わせ、亡き人を追慕、供養することを通して、仏さまの教えを聞くことによって、自らの生きざまを問いなおしていくご縁としていただきたいと心から願っております。
本誓寺では、3月下旬、4月中旬、6月上旬と、永代祠堂経を勤修しております。各10日間のうち2日間は法話がございます。命日にお参りできないという方は、各10日間の命日にあたる日がございましたら、その間の法話のある日にお参りいただきたいと存じます。